交通事故のケガの治療(021)

交通事故の追突などによる治療で問題なのは、

「治ったのかな?」

それとも

「まだ治ってないないのかな?」
と判断しにくく、交通事故による後遺症がある場合
いつまで治療を続けていいのか判断しにくいということです。


つまり、治療中の痛みやシビレが後遺症か
どうか見極めが難しいということです。

この場合、
もう一度病院へ行って診断してもらい医師が

「治療をこれ以上継続しても、改善がみられない」

と判断したとき、専門的な言葉で

「症状固定」

となります。


「症状固定」

になったのに、体にまだ障害が残っている場合は

「後遺症」

ということになります。


「症状固定」

で忘れてはいけないのは医師が
そう判断をしたあとの治療は原則
損害賠償に含まれないことになります。


大切なのは診断してもらった医師との
コミュニケーションです。

自分の症状がどんな状態なのか、
常に把握しておくことが必要だと思います。

交通事故の被害者の方が接骨院で
治療中のときによく問題になるケースは
保険会社さんから治療費の支払いの
打ち切りを通告してきたときです。

素直な患者さんは、
交通事故の障害がまだ残っているのに
保険会社の言われた通り、支払いの打ち切りを
認めてしまうことです。


ですが、治療費の打ち切りは

「もうこれ以上、治療してはいけません」

ということではなく

「保険会社としは、一旦治療が終わったと判断しましたよ」

ということです。

治っていないのに支払いを打ち切ることはなんのための、
誰のための保険なのか矛盾しますよね。


だから保険会社(コツコツ提携保険会社)からそう言われても

「治療が必要であればお支払いしますよ」

という意味です。


特に、治療が長くなると保険会社さんから
連絡されるケースが多いので、治ったのに

「まだ痛いんです!」

と嘘をつくことはダメですが、本当に痛みが残っていれば
そこのことをはっきり伝えてください。

自賠責保険や任意保険は、
怪我をした自分の身体がよくなるまでの保険ですから。

もし分からない場合は、主治医と相談して
治療が必要であれば継続すればいいでしょう。


この時にかかった治療費は、
後日保険会社さんとの交渉になると思います。


ただし、過失相殺(被害者にも非がある場合)は
治療費が全額認められるわけではないので
注意してください。